御用聞き事業に関わり始めて最初の頃、団地にお住まいのお客様に
「老朽化も進みエレベーターのない団地で大変ですね」
というようなニュアンスの会話をして酷くお叱りを受けた事がありました。
「当時何十倍の抽選を勝ち抜いて住み始めた大事な場所なの」
とお客様から住み始められた当時の話を教えて頂きました。
私はとても反省しました。
高齢化の進んだ団地 ⇒ 大変 ⇒ 助ける(救済)
という考えはサービスをする側の主観であり、
必ずしもお客様はSOSと言っているわけではないのです。
とある団地 ⇒ 価値をあげられる ⇒ サービス提供(バリューアップ)
が正解だと私は思います。
当時わたしの心のどこかにあった慢心は消し飛びました。
お客様が大事だと思っている街の価値を更にあげる事ができるサービス
とてもクリエイティブな活動だと思います。
お客様の深層心理に触れる・読み解く【御用聞き】という仕事に、
私はプロフェッショナルの領域を感じます。
とても難しくとても興味深い仕事です。
御用聞きのreboot ~会話で世の中を豊かにする~