お客様のご自宅は戸建で、リビングに伺うと遺影と祭壇がありました。
「今週末に主人の葬儀があるんです。
自宅で看取ったんですが、最期の時に壁に汚れがついてしまいました。
このままではお客様をお迎えする事ができません。
誰にお願いしても掃除をしてくださらないんです。
どうか助けてください。」
自宅で看取ったんですが、最期の時に壁に汚れがついてしまいました。
このままではお客様をお迎えする事ができません。
誰にお願いしても掃除をしてくださらないんです。
どうか助けてください。」
壁には斜めに赤い染みがついていました。
私は見積もり後、壁の掃除を始めました。
壁の掃除の間、お客様は亡くなられたご主人の話を始められました。
掃除は2時間かかりました。
掃除の最後には懐かしんでいた話がいつしか
ご主人への不満になっていました。
ご主人への不満になっていました。
「まったく。本当に迷惑な話ですよ。
あの人はいーっつもこうなんですよ。本当にまいっちゃう。」
お客様の顔は見積もり時には強張っていましたが、
いつしか温和な顔へと変わっていました。
いつしか温和な顔へと変わっていました。
サービス終了後にお線香をあげさせて頂きました。
「本当にありがとう。これで葬儀の日を迎える事ができます。
急な事で何がなんだかわからなかったんですが、
今日は主人と話ができたような気がしました。ほっとしました。」
急な事で何がなんだかわからなかったんですが、
今日は主人と話ができたような気がしました。ほっとしました。」
私が壁打ちとなっての故人との会話
御用聞きとしての新たな責務を感じたサービスでした。
御用聞きのreboot ~会話で世の中を豊かにする~