2013年5月5日日曜日

100円家事代行の想い出  ~最年少のお客様は小学生~

100円家事代行の最年少お客様は小学高低学年の女の子でした。


光が丘団地に出店しての1年半は2,3坪のスペースに
家事代行の受け付け機能のみという佇まいでした。


夜の20時頃、事務作業を行っていると
小学校低学年の女の子がコンコンとドアをノックしました。

「すいません。注文をお願いしたいんです。きちんとお金は払います。」


小さな小さな女の子でしたが、しっかりした顔つきで
まっすぐ私の事を見つめていました。

「お父さんとお母さんがケンカをやめてくれないの。一緒にいって止めてください。」

びっくりしましたが、小さなお客さまは真剣な眼差しで私をみつめています。


私は、
「いいかい。もう1回だけ1人でいっておいで。
お父さんとお母さんの顔を見てケンカをやめてって言って
それでもダメだった時はもう1回おじさんとこおいで。
そしたら一緒に行ってあげる。」

小さなお客様は大きく1回頷いて私と握手をした後、小走りでお店を後にしました。


22時を過ぎても小さなお客様は現れませんでした。


最年少のお客様   
私にも子供がいたので身につまされる想い出となりました。



御用聞きのreboot   ~会話で世の中を豊かにする~